2018年04月12日
泥田で泥染
先日ご紹介した、フク木で染めた糸を、笠利の実家の田んぼで泥染をした時の話です。
弟が毎年もち米を作っている5枚の小さな田んぼの一番上を泥染場として使わせてもらいました。
50年ほど前までは、稲作が行われていましたが、その後の政策でほとんどキビ畑に変わってしまったものの、山すその自然に水が湧く所は畑にはならなかったのです。

その一番上の日当たりが悪く米が作れない山すそに、マコモを植えてもいるとのことですが、草もおい茂り、よく見るとイモリもいて、昔の風景そのものでした。

イモリさんごめんなさいと泥をかきまわし、ザルを沈め泥水の中に糸や布を
つけて揉みこみます。黄色に染まっていたものがウグイス色に変わっていく。
今はまだ少し水も冷たいから、泥の中の成分は元気がないかもしれませんが、暖かくなると水の表面に赤茶色のキラキラ光る膜がはります。
その膜がはる田んぼが泥染に適していると、昔の泥染職人から聞いたことがあります。
夏が楽しみです。
2018年04月10日
草木染の糸がいっぱい

むかーし 草木染を始めたころは、濃く染まらないと
“あげー染まらんかったがねー” と思っていました。

色々な草木で染めた糸で織りを重ね、あの頃から歳をとった今、
うすい色の糸の方が使いやすいと思うようになりました。
初めてフク木で染めミョウバンの媒染した時の鮮やかな黄色に驚き喜んだことを覚えています。
でもこの元気すぎる色はとってもきれいんだけど、あまり出番がない。

やはり私が歳をとったせいでしょうか?
そこで、先日黄色とのまだら染めのイメージに染め直しました。
フク木で染めた後泥田につけてみました。
濃いウグイス色に変わりました。

草木染は媒染剤によって色の調節ができるところが良いですね。
奄美の有り余るくらいの植物、これからも新しい色に出会う楽しみがあります。